自動車(マイカー)共済

2018年7月14日

自動車保険の種類の1つとしてマイカー共済というものもありますが、共済と保険はどのような違いがあるのでしょうか?メリットなどについて解説しています。

自動車(マイカー)共済とは

一般的な自動車保険は保険会社から販売されている商品ですが、保険というものは保険業法によって許可を受けた会社からしか販売できないものとなっています。自動車保険に限らず医療保険や生命保険でも同じです。

それに対して共済は特定の地域や職業などの組合員から成り立っている組織で、扶助共済の精神から成り立っています。例えばJA共済や全労災、COOP共済などが有名どころですが、共済事業に関しては監督官庁が定期的にチェックを行い、適切な事業がなされているか監督されています。

共済は助け合いの精神で運営されている

自動車(マイカー)共済の特徴、保険会社との違い

自動車(マイカー)共済の特徴は、各共済ごとに基本的に1つの保険商品しか取り扱っておらず、さまざまなリスクに対して細かく設定できるリスク細分型には対応していません。補償内容は車両保険を除いて一般的な自動車保険とほぼ同じとなっています。

共済例 JA共済 全労災
対人・対物補償 無制限 無制限
人身傷害補償 5000万円 5000万円
車両保険 一般タイプ 一般タイプ
ロードサービス あり あり

共済の場合でもバイク特約や弁護士特約、ゴールド免許割引の適用の有無などによってサービスを手厚くしたり保険料を抑えることは可能です。ただし、加入する共済によって特約や割引制度が異なるので事前にチェックしておきましょう。

また自動車保険との大きな違いの1つが、万が一共済組織が破綻に至った場合は保険金を補償してくれるような機構がありません。特に根拠法のない無許可共済は監督官庁によるチェックがありませんので、加入する場合は注意が必要です。

ロードサービスも限定的な内容となっており、提携サービス拠点は保険会社に比べると少ないのが特徴です。そのため指定修理工場までのレッカー移動は距離制限なく無料となっていますが、修理工場から駐車場までの距離が長くなってしまうこともあります。

等級の引継ぎ

自動車(マイカー)共済と自動車保険間での等級の引継ぎには条件があります。JA共済、全労災と保険会社間の引継ぎには問題ありませんが、JA・全労災以外の共済との引継ぎは可能な場合と適用されないケースがあるので事前に確認が必要です。

また共済からの引継ぎには追加の書類が必要になるので、保険会社に乗り換える際は引継ぎの有効期間である7日間を超えないように手続きに余裕を持って進めるのがおすすめです。またマイカー共済には等級が22等級まであるところもあるので損害保険会社に引き継がれる時には20等級となりますが、実際の割引率はどちらも事故無等級で64%となっており同じです。

参考リンク
・全労済:「マイカー共済

自動車(マイカー)共済のまとめ

  • 自動車(マイカー)共済はリスク細分型には対応していない
  • 共済によっては保険会社間と等級を引き継げないことがあるので確認が必要