ロードサービスと事故対応

2018年7月14日

自動車保険のロードサービスとはどのようなサービスを受けられるのでしょうか?特徴的なサービスなどについても紹介しています。

ロードサービスとは

自動車保険を選ぶ際に注目すべきポイントは補償内容と範囲、特約、割引サービス、保険料、そしてロードサービスです。保険金は主に損害を与えた場合や損害を受けた場合に備えるものですが、ロードサービスは事故時の問題解決をサポートしてくれるものです。

例えばタイヤのパンクや落輪によるレッカー移動など、さまざまな事故に対応してくれるサービスが備えられています。ロードサービスは基本的に任意保険に加入することで自動的に付加されますが、保険会社によってサービス内容が異なるので注意が必要です。

また保険会社が提供するロードサービス以外としてJAF(日本自動車連盟、ジャフ)によるロードサービスもありますが、重複しているサービス内容も多く、自動車保険以外に別途加入料がかかります。保険料を安く抑えたいという方は、保険会社が提供しているロードサービスを上手く使えばお得に便利なサービスを受けられます。

ロードサービスの種類

現在、保険会社から提供されているロードサービスの種類は以下の通りです。

ロードサービス名 サービス内容
トラブルサポートサービス キー閉じ込みやバッテリー上がりなどの
故障やトラブルを解決してくれるサービス
ガソリン補給 ガス欠の際に燃料を補充してくれるサービス
レッカー移動 自走できなくなった車をレッカー移動してくれる
レンタカー費用 レンタカーが必要になった場合に費用を負担してくれる
宿泊及び帰宅費用 自宅や目的地への移動が困難な場合に宿泊費を負担
自宅や目的地に向かうための交通費を負担

トラブルサポート(緊急対応)サービス

トラブルサポートサービスとは、事故や故障で車が自走できなくなった場合に近くのサポート拠点からスタッフがかけつけてくれるサービスです。現場での30分以内の応急作業を無料で行ってくれます。

例えば、外出先でのバッテリー上がりや自宅でのキー閉じ込みなど、現場で対応可能な簡易なトラブルを解決してくれます。トラブルサポートで対応してくれるものは以下の通りになります。基本的に30分以内ので済むような簡易な作業のみが対象となっています。

  • バッテリー上がり
  • パンク修理(タイヤ交換)
  • キー閉じ込み(盗難や紛失も)
  • ガソリン補給
  • 落輪引き上げ
  • 冷却水の補充
  • プラグ、ヒューズの取り替え
  • オイル漏れ点検・補充
  • その他作業時間30分以内の簡易作業

トラブルサポートは基本的に無料で行ってくれますが、パンク時のタイヤ交換やプラグ・ヒューズの取り替えなどに関しては部品代が有料になっているところが多いです。また自動車保険の契約期間内に一度のみ無料で使用できるところや何度でも利用できる保険会社もあります。

ガソリン補給サービス

車を運転している時に困るのがガス欠ですが、ガソリンが切れてしまうと車を動かせなくなり事故の原因にもなります。特に旅行中や遠出でのガス欠は移動距離も長いためついガソリン補給を忘れがちです。

万が一ガス欠になった場合に便利なのが、自動車保険のロードサービスに含まれているガソリン補給サービスです。提携している全国のサービス拠点からガソリンを車まで運んでくれるのでとても便利です。

保険会社によってはガソリン補給サービス内容が異なっているので注意が必要です。例えばA社はガソリン補給サービスに関してガソリン代も作業代も無料、B社はガソリン代のみ実費支払い、C社は1年目は有料ですが2年目以降はガソリン代も作業台も無料、などそれぞれの会社ごとに異なります。

レッカーサービス

運転中の故障や事故で自動車が動かなくなった時に便利なのがレッカーサービスです。提携しているサービス拠点から現場までレッカー車を派遣してくれ、10km、30km、50km、100kmといったように保険会社によって無料でレッカーけん引してくれる距離が決まっています。また緊急事故サービスの中にレッカーサービスが含まれている場合もあります。

ほとんどの保険会社では提携工場までのレッカーけん引は距離を問わず無料、保険加入者が指定する工場までのけん引は各社によって決められた距離までが無料となります。決められた距離を超えた分に関して有料となっています。

レンタカーサービス

使用している車が事故や故障で修理が必要になった場合に、無料でレンタカーを借りることができる便利なサービスです。保険会社によって無料で利用できる時間が異なっています。例えばソニー損保、チューリッヒは24時間分まで負担、三井ダイレクトは12時間分まで負担してくれます。あくまで一時的な対応としてレンタカーを使用できるというイメージです。

ロードサービスとして無料レンタカーサービスを受けるためには、事故・故障による車の修理が必要な場合に限られていることが多いです。そのため、地震・津波などの自然災害による修理が必要な場合は、無料レンタカーサービスを受けられないことがあるので注意が必要です。また、借りられる車のグレードは保険をかけている車種と同等以下に限られています。例えば日産のセレナであれば同等のホンダのステップワゴンや軽自動車などが借りることができる車種となります。

宿泊帰宅費用サービスとは

宿泊帰宅費用サービスとは、車の外出中に事故や故障で動かなくなった場合、近くの宿泊施設での宿泊費用や自宅までの交通費を負担してくれるロードサービスです。

例えば、旅行中に交通事故に遭い車が動かなくなり自宅へ戻れなくなってしまいました。このよう場合に近くのホテル代を同乗者の分も含めて負担してくれたり、ホテルまでのタクシー代を負担してくれます。24時間以内のレンタカー費用や、また自宅への交通費も負担してくれるので、外出中のさまざまなトラブルをサポートしてくれます。

修理した車を自宅まで搬送してくれるサービスもついている保険会社もありますが、このサービスを受けるためには自宅から一定距離以上離れていることを適用条件に挙げている保険会社もあります。

警備スタッフによる現場かけつけ

事故受付と事故対応について

たとえば運転中に落輪してしまいロードサービスでレッカーを呼ぶためにはどのようにすれば良いのでしょうか?まず保険会社の受付に電話で連絡をして、一番最初の手続きを済ませることが大事です。現在ではほとんどの保険会社で24時間365日受付してくれます。電話で連絡を済ませることによって、事故についての対応方法などを専用のサポートスタッフから教えてもらえます。しかし保険会社によって事故対応できる時間は異なっているので注意が必要です。

ロードサービスを基準に自動車保険を選ぶのであれば、ぜひ検討したいのが事故時のサポート体制(事故対応)です。まず24時間365日事故の連絡の対応を行っているのかを示す「事故受付」、そして全国にどれだけのサービス拠点があるのかを示す「サポート体制」、そして事故後に保険会社が被保険者に代わって手続きを行ってくれる「事故対応」、この3つについては最低限の確認をしておきましょう。

事故対応項目 内容
レッカー・代車の手配 事故・故障で動かなくなった車を現場から工場まで移動させるレッカーや修理期間中に使用できる代車の手配
修理工場への連絡 希望する修理内容の連絡や納車手続きの手配などを行う
入院・治療費の請求 保険者加入者に代わって入院手続きや治療費請求の代行を行う
事故状況の確認 専門の事故調査員が事故の状況を確認して過失割合などを決定する
示談交渉・示談締結 保険者加入者に代わって事故の相手方と示談の交渉を代行してくれる
交通事故証明書の取付 会社や修理会社などに提出する交通事故証明書の取付けを行ってくれる
弁護士の手配 弁護士費用特約に加入している場合は、担当の弁護士への連絡や示談交渉の手配を行ってくれる

また最近の自動車保険の中には警備会社と提携して警備スタッフを現場まで派遣してくれるところもあります。例えばおとなの自動車保険では、ALSOKと提携しており事故現場までALSOK隊員を派遣してくれるので安心です。

他にはJAFと提携してロードサービスを任せているところもあります。ご自身でJAFの契約をされている方は年会費などが無駄になることもあるので、サービス内容が重複していないかチェックして保険料の節約を行うようにしましょう。

参考リンク
・JAF:「ロードサービス
・おとなの自動車保険:「ALSOK事故現場安心サポート

ロードサービスのまとめ

  • 運転中の故障・トラブル解決をサポートしてくれる便利なサービス
  • さまざまな種類のロードサービスがあるが、保険会社によって補償内容が異なる
  • 事故時の対応、事故後のサポート体制についても確認しておきましょう